犬のアトピー性皮膚炎
犬のアトピー性皮膚炎は、花粉やハウスダストなどの空気中に浮遊しているアレルゲンを、呼吸によって体内に取り込んでしまう事で起こるケースが最も多いと言われています。
人間がスギやヒノキの花粉に対してアレルギーを示すように、犬にとってもアレルギーを引き起こす物質は、他にも数多く存在しています。
また、皮膚に潤いが無く皮脂も少なく乾燥している場合には、皮膚のバリア機能が弱いために、カビやダニに対してのアレルギーを示しやすくなります。
また、生まれつき皮膚の弱い犬は、アトピー性皮膚炎になりやすい場合があります。
アトピー性皮膚炎は、非常に強い痒みを伴う特徴があり、慢性化すると皮膚がただれて発疹が見られるようになります。
症状は季節性がある場合もありますが、ひどくなると年中痒みに悩まされるようになっていきます。
犬が痒い部分を何度も掻き毟って傷ができ、傷口に細菌が感染すると、それが原因となって二次的な細菌性皮膚炎やマラセチア性皮膚炎を引き起こす場合もあります。